開設50周年を迎えて
社会福祉法人つくし園は、運営の厳しい時期もございましたが、関係者のご支援や職員の協力を得て、これを乗り越え、令和4年11月に法人設立後50年の節目を迎えることが出来ました。
これも、平素から、利用者を暖かく見守っていただいている皆様方のおかげであると感謝申し上げます。
さて、つくし園は、昭和41年に知的障害をお持ちの利用者家族の方の熱い思いで、「手をつなぐ親の会作業所つくし園」が、開設されたのが最初でございます。
その後、昭和47年に法人認可され、旧馬神小学校で運営されていましたが、平成3年5月に、旧新南陽市等の支援を受けて、現在の地へ移転し、今日に至っています。
現在の入所者は50名で、ほとんどの方が、最重度の障害をお持ちの方々ですが、自然環境豊かなこの地で、毎日をのびのびと過ごしていただいています。
こうした中、令和2年からの新型コロナウイルス感染症が生活を一変させました。感染予防を徹底するため、保護者との面会や外出の制限を設けるなど行いましたが、令和4年8月にはクラスターが発生し、利用者だけでなく職員にも、さらにストレスが生じることとなり、施設内での感染の怖さを思い知ることになりました。
現在は、社会活動や経済活動も緩和されてきましたので、早くに利用者においても、以前の生活を取り戻せることを念じております。
当園においては、これからも利用者の皆さんが、日々豊かに過ごしていただけるよう、職員のスキルアップを図り、明るく安心できる支援を行うことが、次の50年につながるものと確信しております。
今後とも、皆様方の変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

