昨年中は、保護者会をはじめ地域の方々や福祉行政及び関係者の皆様には、多大なるご支援、ご協力を賜り心から感謝申し上げます。
昨年の特筆すべきことは、9月に保護者会から寄贈を受けました「休憩所スギナ」の開所でございます。当園では、51名が入所され生活しておられますが、それまでは、入所者の家族だけで過ごせる施設がありませんでした。
開所に伴い、利用者が敷地内を散歩する時に立ち寄ったり、家族の方が来られた時に、一緒に食事も出来るようになりました。また、自治会の集会所としてもご利用いただき、地域との交流の場になればと考えています。
振り返ってみますと、社会福祉法人つくし園は、第1種社会福祉事業、第2種社会福祉事業を行う法人として、昭和47年に通所更生施設つくし園(定員20名)として開園、その後、昭和49年からは、知的障害者の入所施設として事業を開始しております。その後、平成3年4月には、定員50名の施設として、現在地に移転し、今日に至っております。
福祉は、長い間の措置制度から契約に基づく福祉サービス利用の支援費制度に変わり、さらに法律改正が行われ、障害者総合支援法の施行、社会福祉法人改革など、制度、関係法令ともに大きく変化しているところでございます。
このような障害者福祉施策の大きな転換期にあって、障害をもつ人達が、安らぎのある心豊かな人生を送ることの出来るよう、一日一日の地道な利用者支援を継続して参る所存です。
年頭にあたり、関係者の皆様には、本年もご支援とご協力をお願いいたしますとともに、皆様方のますますのご健勝とご活躍、ご多幸をお祈り申し上げまして、新年のあいさつといたします。
平成30年 元旦