社会福祉法人つくし園は、経営的に厳しい時期もございましたが、関係者のご支援や職員の協力を得て、一昨年に法人設立後５０年の節目を迎えることが出来ました。

これも、平素から、利用者を暖かく見守っていただいている皆様方のおかげです。

さて、つくし園は、昭和４１年に知的障害をお持ちの利用者家族の方のお力で、「手をつなぐ親の会作業所つくし園」が、富田中学校隣接地に開設されたのが最初です。

その後、昭和４７年に法人認可され、旧馬神小学校で運営されていましたが、平成３年５月に、旧新南陽市等の支援を受けて、現在の地へ移転し、今日に至っています。

現在の定員は５０名で、入所されている多くの方は、最重度の障害をお持ちの方々ですが、自然環境豊かなこの地で、毎日をのびのびと過ごしていただいています。

こうした中、令和2年に発生しました「新型コロナウイルス感染症」が、昨年5月に「５類」に移行したことで、一安心と思っていましたら、2月に罹患者が発生してしまいました。感染力が強く、女子利用者の多くが感染しました。高齢で慢性疾患をお持ちの方の重症化を心配しましたが、幸いなことに重症化には至りませんでした。

今後も、手洗い等の感染予防を図るとともに、利用者の方に満足していただけるよう、また、利用者の家族の方や地域の皆さんからも、信頼される法人になれるように、職員一丸となって努めてまいります。

今後とも皆様方の変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。